大幅馬体増なければ大丈夫。

　本命イミグラントソングは「個人的には中山の方が合っている」と前回騎乗した石川騎手がコメント、ニュージーランドＴの勝ち馬が過去９年で馬券絡みなし、と言った点から今回評価を下げている予想家もおられますが、実は５馬身差圧勝劇だった東京の未勝利戦が、ラスト２Ｆ１０秒９~１０秒９と超キレッキレの決着。

　加えて、ここで負けた２~６着馬までがその後勝ち上がっており、相手に恵まれての５馬身差圧勝でなかった事を十分に証明。

　中３週と前回より間隔が詰まるこの中間ですが、前回の最終追いに比べれば時計的には一見物足りなく感じますが、これは「ヨーイドンの競馬になってしまったのが敗因」と、２走前にコメントした石川騎手のジャッジも考慮してあえて溜めて２週連続３頭併せの間から割って来させる意図で、今回の舞台を意識した追い切りだった為でした。

　あとは輸送の負担も少なく、イレ込む心配もない馬ですので大幅馬体増などなく、前回の馬体を維持できていれば名手ルメール騎手がエスコートしてくれるでしょう。