新たな時代を築く

実績的にはソウルラッシュと思うが、昨年の秋から長い休養なく５戦使われてきて、その間に海外遠征が２度。それを感じさせない軽快な調教を見せているが、さすがに目に見えない疲れが心配。ＮＨＫマイルＣという今回と同じ舞台での勝ち方が鮮烈だったジャンタルマンタルに本命の期待をした。皐月賞で究極のスピード決着３着から中２週の臨戦だったが、1600メートルなら何とかなるという絶対の自信が川田騎手にあったのだろう。前目につけて、いつでも前を交せるという横綱相撲で相当強い勝ち方だった。

秋の香港では惨敗したが、４コーナーから直線で挟まれる不利が響いたもので参考外とした。最も気になる仕上りだが、坂路でシッカリと追われており、特に川田騎手が跨った１週前が好内容だった。これだけ動けていれば状態に関する心配はないとみて軸馬とした。