緊張

　滞在競馬で最も気を遣うのが新馬戦である。特に函館競馬は出走する馬がほぼ全て事前にチェックできる状態で、診断を書く上でも、予想をする上でも言い訳はできない。幸い今年は好調で１２鞍中で外したのは１鞍で、潮目がかわる札幌競馬で(生で札幌調教馬を見れないという意味で)あえて勝負をするのもどうかと思うが、本命が好枠を引いたとなれば話は別だ。
　ベルグランボヌールは１週前の時点では厩舎力を含めても△ぐらいの評価だったが、その一追いが効いたのか、直前はスピード感溢れる走りを見せてくれた。懸念は折り合いに不安を感じさせたことだが、芝で７０秒程度の遅い調教だったし、１６－１４ー１４のラップでは仕方ないともいえる。何より内枠ならそれも杞憂に終わりそうで、好レースになるとみた。
　相手は気配の良さが目立つエリカビアリッツ、本馬場だと動くドルチェミスト、初戦向きのラスティングスノー、ウッドで好時計が出ているコズミックボックス辺りか。