１２００メートルでも好勝負

ジャズエチュードの初戦は、すんなり先手を取ると前半８００メートルを４８秒１、後半８００メートルも４８秒１とまったく同じペースで逃げ切った。ただ、その当時から黒岩師は「前向きさがあって筋肉質なので、もっと短い距離でもいい」と話していて、「初戦は素質の高さで勝った」と振り返った。今回は約４か月ぶりのレースとなるが、師は「気持ちに余裕が出てきた上に動きもいい。体もふっくらしているから、成長著しいよ」とかなりの好感触。南半球産で遅生まれだけに、まだまだ良くなるのは必然なのだろう。「短距離で上のクラスを目指せそうだし、ここも楽しみにしている」と先々を見据えていた。馴染みのないこの父の産駒だが、オーストラリアでは２頭のGI馬を輩出しているグリーンデザート〜ダンチヒ系のスピード馬で、ポテンシャルは高そう。狙い目は十分。