若者よ、飛行機雲に続け！

そもそも前走は勝とうと思えば勝てたはずなのだ。

前が止まらぬ馬場に少頭数独特のスローの流れ。
これを踏まえて早めに動けば同馬の馬力なら何てことはなく押し切れただろう。
ただ、そうはせずオーソドックスな差す競馬に徹してくる。届かないことを承知の上で…。

それはなぜか？
これこそが川田騎手がこの馬に期待している現れ。
今の荒い競馬振りではどこかで躓く。
実際、ホープフルSも勝ったとはいえ、決して褒められた内容ではなかった。
だからこそ、あえて実戦で差す競馬を丁寧に教え込んだのである。

結果はやはり届かずの3着、ただゴール前で見せた迫力ある伸び脚はこれまで見せたくとも見せれなかったもの。
そう、連勝こそ止まったが今後に向けて必要なものはシッカリと身につけることができたのだ。

ならば、もう大丈夫。
自信を持ってのダノンザキッド◎。
ここを制して昨年の飛行機雲に続こうじゃないか。