勝負のタイミング！

脚部不安による長久明け。
当日の馬体重もプラス14キロと案の定で太目残り。
挙句に距離も適正とは言い難い1400メートル。
調教替わりではないが、まずは様子見。
これが当時の陣営の本音だったのではないだろうか。

ただグリムはその思惑を遥かに上回るパフォーマンスを見せてくる。
久々の実戦にも短距離のペースにも戸惑うことなく、サッとハナに立って主導権を握ってみせたのだ。

結果はラストで失速しての4着。
ただ、それでもスピードに衰えがないことだけは強烈にアピールしてみせた。

そこからコンスタントに使えてきたのが今回である。
となれば期待するなというのが無理な話。
脚元に爆弾を抱えているだけに、間違いなく勝負のタイミング。

今度は適距離、叩いての上積みも必至。
これで簡単に止まったら嘘、美味しくいただきましょう。