負けていない馬は強いのだ

２週前の大阪杯。無傷の６連勝で制覇したレイパパレには正直、恐れ入った。勝って課題を残した朝日チャレンジＣの内容から、そこまで強い馬だと思っていなかったのだが、恵まれた面はあったにせよ、あの着差には脱帽である。そして先週の桜花賞もまた、ソダシに恐れ入った。阪神ＪＦのハナ差に続いて、今回もまたクビ差の勝利ではあったが、着差以上の強さであり、２週続けての脱帽だった。

思い起こせば昨年の春。無敗の桜花賞馬が誕生して、皐月賞もまた無敗馬が。オークス、ダービーと続いたその連鎖は、秋まで途切れることがなかった。負けていない馬は強いのだ、というシンプルな考えも、場合によっては正解なのだろう。

エフフォーリアは、そんな脆弱な理由だけでなく、一戦ごとの進化を感じさせるレースぶりから◎を打ったもの。小回りへの適応を不安視する向きもあるが、デビューからコンビを組む鞍上が自信を持っているのなら、クリアできるはずだ。人気だけに、相手も５頭に絞ってみたが、あえて強弱を付けずの馬券で。自分があと20歳若かったら◎を打ったかもしれないディープモンスター、30歳若かったらのアサマノイタズラ、この２頭に期待しての勝負とした。