ソダシか逆転か

打倒ソダシの一番手と目されていたサトノレイナスは次週のダービーへ。俄然無敗の二冠達成は現実味を帯びてきた。この馬のセールスポイントは何といってもゴール前の勝負強さで、派手さはないものの(白さは目立つが)どこまで行っても交わさせない、来れば伸びるといった数字には表れない強さ。競馬を盛り上げる意味では勝って欲しいと思う反面、着差が着差だけに距離が延びて…と考えてしまうのはある種の職業病か。
アカイトリノムスメに期待をした。桜花賞の時点で予想をした時の評価としては半信半疑的な位置づけ。３連勝で底は見せていないが…と思って見ていたところ、終わって見れば勝ち馬からは０２秒差の４着。短期間でかなりの成長を感じさせた。改めてＶＴＲを見直すと直線手前から早々と鞍上の手が動いており、普通は末を失い掲示板からは消えておかしくないパターン。最後までしぶとく脚を使っていたのは、この馬の特性を知る上でイメージを沸かせるものだった。マイルでは切れ負けし、より長い距離で。舞台が３戦３勝と得意の東京コースなら、狙ってみたくなる。
相手筆頭はソダシ。前述の通りに数字では測れない強さがある。単穴にはファインルージュを。ぶっつけがトレンドとはいえ前走は立派。ポテンシャルとしはアールドヴィーヴルだが、馬体重がポイント。近２走は牝馬ということを差し引いても細く映る。戻って来ていれば怖い。以下ソダシに迫ったことがあるユーバーレーベン、ククナが候補。紙面上の印通りに手広く流してみたい。