競馬の原点、馬券の原点

競馬の原点は、どの馬が一番強いか。当時のイギリスの貴族たちが、持ち馬の優劣を決めるために始めたことなのだから、馬券の原点もそうあるべき。という考えかどうかは人それぞれだが、単複派の人は数多い。ただ、私は単複馬券は滅多に買わない。競馬の原点はそうであっても、馬券の原点は、何が何を連れてくるのか、だと思っているからだ。相手も含めて仕留めてこそ、馬券。そういうスタンスで競馬と向き合っているつもりだ。

しかし、その相手が全くわからないレースもある。ゆえに、１０頭へ馬連を流して当たったとしても、９枚の外れ馬券を買わされていることを思えば、そこまでスカッとはしない。まして１０頭へ流して抜けた暁には…。

◎アレヴィクトワールは、他に逃げそうな馬が見当たらないメンバー構成において、かなり“気”のある馬なのだが、如何せん相手が全くわからない低調メンバーだ。申し訳ないが、単複で買わせていただきたい。