打倒ソダシ！逆転はあるのか！？

　今年の桜花賞は高速馬場だったとはいえ、勝ち時計は1分31秒1のレコード。１～４着馬と５着馬が３馬身差ついたことから、桜花賞の上位４頭はハイレベルと言える。ソダシの完成度の高さ、操縦性の高さ、能力の高さに疑いようはないが、東京2400メートルなら◎アカイトリノムスメの逆転もあるのではないかとみる。

　桜花賞では３～４角のペースが上がったところで鞍上の手が動く場面がありながらも、ゴール前では鋭い脚を使い４着。内々をロスなく完璧に立ち回ったファインルージュにも先着を許したが、初めてのペース、初めての関西遠征、初めての右回りなど考えると、僅差４着なら上々の内容だろう。東京は３戦３勝の舞台で、直線半ばまでじっくり構えて、そこからいい脚を使える。しかも、マイルでも結果は出しているが、より瞬発力が求められるマイルより2400メートルの方が明らかに向いているはず。ゲートの怪しいところはあるが、スタートを決めて好位置を取れれば、勝つシーンも。

　もちろん○ソダシが相手筆頭。レースセンスが良く、ペースに合わせて自在に動ける強みもある。厳しい流れでスタミナが要求された札幌２歳Ｓでも勝っているように、距離が延びても問題ないだろう。東京への輸送も経験済みなのも大きい。

　▲ファインルージュもセンスの良さ、操縦性の高さがセールスポイント。もう少し内めの枠の方が持ち味が生きるが、ハイレベルの桜花賞３着の実績は侮れない。この馬も距離が延びていいタイプかもしれない。

　大穴は前走モタれながらも33秒4の上がりを使った２戦２勝の△ニーナドレス、前走中山で33秒台の上がりを使った△ミヤビハイディの２頭。本格化は秋以降かもしれないが、どちらも非凡な決め手を持っており、無欲の末脚勝負なら３着くらいあってもいい、それくらいの素質がある。