ダービーはこの３頭を

デビュー以来、４戦４勝のエフフォーリア。トビが大きく、札幌の新馬戦のイメージからすると中山コースでの前走は多少の不安があったものの、終わってみれば圧勝といえる結果。今度は２戦２勝と適性においても信頼がおける東京コースへ移動、加えて１枠１番と枠順にも恵まれた。唯一の懸念は、コースが出来てしまったこともあったが、少々決着をつけるのが早かった印象。ディフェンディング・チャンピオンとして全馬の目標になる立場だけに、早目先頭は怖さが残る。若武者・横山武史騎手がいつ動くか、その手腕にも注目したい。
相手一番手にはバスラットレオンを。前走のNHKマイルカップはスタート直後に落馬の不運。幸いダメージはなくダービーにエントリーしてきた。逃げて３戦３勝でいづれも強い勝ちっぷりで、この形が最も力を発揮できるのだろう。距離も力んで走るようなタイプではないし、新馬戦を１０００メートル６５秒1の超スローを折り合って運べており、２４００メートル自体はさほど問題ないように映る。あくまでハナを切れるかどうか。同型タイトルホルダー次第だが、面白い存在だと思う。
紅一点サトノレイナスも怖い。前半４Ｆ４５秒２～５Ｆ５６秒８の超ハイペースとなった桜花賞はゴール前では前を飲み込む勢い。上がり３２秒９をマークし、更に凄味が増して来ている。オークスをパスして挑戦してきた意欲も買ってみたい。