本命馬に死角なし！相手は２頭に絞って勝負！

　◎エフフォーリアは、共同通信杯で２馬身半差、皐月賞は３馬身差。これは決定的な差と見ていいだろう。皐月賞では、タイトルホルダーに騎乗していて田辺騎手が、直線で馬場のいい所を選択。荒れた内を通らざるを得なかった。それでも鋭い伸びを見せ完勝。現３歳世代の中では、能力・完成度は１枚抜けている。

　今週水曜は、実戦を想定した最終追い切り。後ろからギリギリのところを攻めてもらい「あえて力ませて、(どれくらい力むのか)感触を掴みたかった」と横山武騎手。それでいて、ゴール前では抜群の末脚を披露。いい感触を掴んだようで、追い切り直後にこっそり「大丈夫だね」と聞くと「完璧！不安なし！」と笑顔で力強く答えてくれた。

　逃げ・先行馬が近くの枠にいないという点からも１枠１番は絶好枠。無理なく好位置を取れるだろう。スムーズな競馬さえできれば勝ち負け。戦後最年少のダービージョッキーの誕生に期待したい。


　○シャフリヤールが相手筆頭。共同通信杯は外を回り、ペースもスローで◎エフフォーリアには届かず３着だったが、内容は上々。そしてなにより、前走の毎日杯が強かった。従来のレコードを０秒５も更新し、1分43秒9の好時計勝ち。皐月賞をパスし、ここを目標に非常にいい動きも見せている。

　▲バスラットレオンが大穴候補。札幌２歳Sでは、ハイペースを先行し、３～４角ではソダシやユーバーレーベンが早めにくる厳しい展開を考えれば中身の濃い３着だった。新馬戦では超スローでも折り合いが付き、マイルの高速決着になると案外苦手。適性はマイルではなく、実は中距離くらいでは？という見方もできる。2400メートルは決して向いている距離ではないと思うが、逃げるのか、あるいは２番手になるか。どちらにしても折り合いは付くはずで、札幌２歳Ｓでソダシやユーバーレーベンといった後のＧ１馬と差のない競馬をしていることからも、マイペースなら案外粘り込みがあっても。