続々々…まさファイルトレジャー

◎タマモアンドロメダの前走は最内枠から束の牽制を掻い潜り主張しきったが、行き過ぎたスピードではタイトな新潟のコーナーを曲がり切れず他馬に迷惑をかけ、挙句、勝ち馬に開けた内を掬われてしまった少し残念な競馬。そもそも重馬場とはいえ３３秒１の逃げはオーバーペース。これは最内枠からの主張という厳しい状況も重なってしまったことが大きいが、進路やペースにあれだけのロスがありながらゴール寸での所まで2着を確保していた点は高い能力の表れだろう。

１Ｆ延長&コーナーも大きい東京コースは大歓迎。前走の先行策で、より出脚は磨かれてただろうし、相手関係的にも、ここは楽な先手まで望める状況。ちなみに斤量は３キロ増えるが、新馬の内容や自身の馬格からしてネガティブに捉える必要は全くない。個人的なことを言えば、その新馬戦後にはグリーンチャンネル『ケイバどーも』でも次走注目馬に挙げた程の馬。2戦の寄り道を経てしまったが、条件が整ったここは流石にモノにしてほしいと願う。