ここはフルスイング！

例年同様に混沌としたメンバー構成だが、思い切って本命はタイセイトレイルとした。

これまでは長距離戦を中心に使われており、中距離に使われるのは久々となることで、道中の追走がスムーズにできるかが鍵だが、個人的には対応できるのではと思っている。

タイセイトレイルの最大の売りは器用さを生かした立ち回りの巧さ。レースの流れに合わせて動いていけるのはローカルの小回りでは非常に大きな武器。ここ３戦は道悪の影響や道中で力んでいた。特に前走は中間の攻め馬の段階で耳を絞る仕草を見せていたとのことで、ブリンカーを着用したが後方ままで何も良さを出せずに終わった。

昨年夏の丹頂Ｓから休みなく使われ続けた影響と２走前の道悪での競馬の影響が大きかった印象で、今回は久しぶりの休み明け。直前の追い切りではブリンカーを着用せずに追い切られたが、気を抜く面を見せずに走れていたとのことで態勢は整ったと見たい。

元々はアルゼンチン共和国杯で２着の実績や、ステイヤーズSで少差４着など、実績面での見劣りはない。札幌で好走しているように北海道の洋芝は歓迎のクチだ。内目の好枠を引き当て、昨年の丹頂Ｓで騎乗経験のある菱田騎手に替わり、本来の積極的な競馬ができれば大駆けがあっても。