“千直を極めし快速馬に全てを託す！”

◎ヒロイックアゲン

　まず今年の韋駄天Ｓは春の新潟開催（全てＢコース施行）の最終週に行われたが、福島の代替開催の分前倒しになって馬場はかなりの荒れ模様。

2015～2020年で平均５４秒台の走破時計の韋駄天Ｓが、今年に限っては５６秒５もかかっているのだから、相当タフなレースになったことが分かるだろう。

それとは条件が明らかに異なるのが、今年のアイビスサマーダッシュ。新潟の芝は張替が行われ生育も進み、前開催とは見違えるほど良好なコンディション。
開幕週で行われる事から走破時計は２秒以上速くなることが想定でき、スピードに乗れずに荒れ馬場で大敗した馬でも、速い時計の出る良馬場に替われば巻き返す余地は十分あるとみた。

　本命はヒロイックアゲン。荒れ馬場の内枠でモロに馬場の悪い所を通らされた前回の韋駄天Ｓを除けば、直線競馬では２，２，３，４，２，１着と安定感は抜群！

持ち時計も５４秒３とメンバーの中では、ライオンボスに次ぐ速い時計を持っており、開幕週の高速馬場も全く心配なし。
２走前にはオーシャンＳでも４着しており、重賞でも通用する力があるのは証明している。

攻め駆けする馬だが、この中間の追い切りでも坂路でバンバン好時計をマークしており、状態面はかなり良い様子。
今回も内枠に入ったが、開幕週で馬場の良好なこの時期なら全く問題ない。却って配当妙味もあり、お得に買えるココがまさに狙い目だ！