沸く血

馬の適性を見出すのは非常に難しい。ただ、様々な馬を見る中で、人よりも先に気づけるかどうかは勝負の上で非常に重要。もしかしたら全然違うかもしれないかもしれないことでも、時には自分の偏った考えに沿って勝負してみるのも勝つための手段だと考えている。

◎ティーストークはダートに転向してから距離も短縮しつつ健闘を続け、とうとうダ1000mでもハナを切れるほどにスピードを磨いてきた馬。このタイミングで芝に戻るのは多少なり違和感を覚える人もいるかもしれないが、その引っ掛かりが冒頭の偏向予想に転換できる人は、きっと予想家向きの思考ではないかと思う。(←偉そう笑)

父ジャスタウェイなら芝自体は問題無いはず。新馬戦で芝を使われているのが陣営の感触の表れでもあるだろう。事のついでに母を見てみると、2014年のアイビスＳＤを制したサチノスイーティーの馬名に気がつく。これが今回の狙いの大きな要素なのだ。

ダートとはいえ、キャリアを積んでスピードを磨いてきたこのタイミングで母が最も輝いた新潟の短距離芝への参戦。これは変化を期待するには十分なタイミングだろう。

付け加えれば、父ジャスタウェイも新潟で新馬戦を勝ち、続く2歳Ｓで2着の戦歴。血が騒ぐならここしかない。