ようやくの最適解！

切れないと言えばジョディー、それぐらいに明確なキャラクターである彼女。
そう、別に逃げないとダメというわけではない。
ただ周りに合わせて「よーいドン」では話にならないだけ。
だからこそ、これまでは誰よりも早く動くことで瞬発力ではなく持続力を求める戦いへと持ち込んできた。
だが、これだとさすがにスタミナが保たない。
所詮、父はマイラー寄りのダイワメジャー。
豊富なスタミナまでも期待するのは酷と言うもの。

そこで今回の1400メートルである。
そもそも、この距離ならラップの上下差など、たかが知れている。
少なくとも中距離戦より瞬発力の占める要素は少なかろう。
であれば早く動いてレース全体をイジる必要もない。
切れ不足にスタミナの枯渇、何気に彼女の問題点を全て解決させているのが今回のレース選択なのである。

であれば見直すべきだろう。
かつてはクロノジェネシスを手こずらせ、カレンブーケドールには先着したという輝かしい実績の持ち主。
地力は確かなのだ。
その上でマイルで折り合いを欠けるぐらいのスピードも内在している。

この距離こそがベスト。
長かったが遂に最適解へたどり着いた…そんな結果を期待したい。