可能性に賭ける

重賞に昇格してからの過去５回中、４回で連対を果たしているオークス組。当然、その組から入るのが筋とも言えるレースだが、その最先着馬であるハギノピリカは、舞台が同じであれば信頼できるものの、中山２０００ｍで来るイメージは薄い。それ以外は９～１２着馬ということなら、今年は別路線組に大きなチャンスがあるのではないだろうか。加えて、今年は魅力的な上がり馬の参戦も多く、本命選びには頭を悩まされたが、ホウオウラスカーズの可能性に賭けてみたい。

目下の２連勝はともにマイル戦。前走の１分３２秒３も、開幕２週目の新潟の高速馬場ゆえのもので、そこまで強調できるわけではないのだが、レースぶりからして７着に敗れたスイートピーＳとは全く違った形であり、そのスイートピーＳは本来の競馬ができなかっただけと見ていい。ここは初の２０００ｍと外枠が鍵となるが、マイルで先行できるスピードがあればこの枠からでも理想のポジションは取れるはず。開幕週の時計勝負も望むところのタイプと思えるだけに、本番への出走権以上の結果に期待したい。