ピンクの15

最初に言っておくが、足したり引いたりの細かな力の比較はあまりしていない。ただ、パッと見れば明らかなのはペースは上がりそうだということ。バスラットレオン、マイスタイル、スマイルカナ、その気ならレースを作れる馬が揃って外の枠に入った。芝でもちゃんと加速できるワイドファラオ、ベステンダンクもこの枠ならば簡単には引かないだろう。枠なども加味したとき、状況的にはグレナディアガーズが有利にも映るが、3歳にして56キロのハンデ、先にはアメリカ遠征も見据えた一戦で、実績をそのまま評価できるほど楽な状況ではないのではないか…。


そんなことを考え、超末脚特化型である◎アカノジュウイチに白羽の矢を立ててみた。展開は冒頭の通り恐らく向く。昨日の競馬を見る限り昨年よりは時計の出やすい馬場に感じられるし、高速上がりで勝負するこの馬には悪くない状態だろう。

馬が馬で、鞍上も鞍上なので、凄く極端な競馬になる可能性はあるが、溜め切れれば直線は自慢の豪脚が見られるはず。トリッキーなコースだからこそ細かな作戦以上に『届かなかったらごめんなさい』くらいの腹を括り方が必要にも思える中山マイル、連覇中の鞍上は頼れるパートナーと言えよう。