ポスト・オジュウ

春の大一番、中山グランドジャンプへ向けて、先週の阪神スプリングジャンに質の高いメンバーが揃っていたが、このレースもまた特別戦としてはかなりの好メンバー。その阪神ＳＪの結果をふまえても、新たなハードル王の座は群雄割拠の戦いと見ていいだろう。

そんな中で、長くオジュウチョウサンが君臨した絶対王者の座を狙えるのではないかと思えるのが、◎ヤマニンマヒアだ。

２走前、入障初戦での勝利は、それだけでも以降の期待が高まるものではあるが、一気の相手強化となった前走でも僅差の２着と好走。勝ち馬に重賞でも好走実績があったことを思えば、２戦目かつ初の中山で互角以上の走りができたこと自体、やはり相当な器だと見ていい。ちなみにオジュウですら、初勝利は入障４戦目であり、キャリアを重ねて強くなった馬である。そのオジュウの相棒だった石神騎手がゾッコンなのも、それだけの可能性を秘めているからこそであり、ここは４週後が楽しみになる走りに期待したい。