パドックでイレ込まなければ逃げ切れる。

　ここ２走こそジワッとハナへ立つ形でしたが、３走前のＧＩでは他にも多数ハナを切りたい馬がいたにも関わらず、ゲートが開くと一瞬で後続に２馬身ほどの差をつけたダッシュ力には度肝を抜かれました。
　今回は初距離とはなりますが、いずれスプリントの重賞を勝つ存在と確信していた私にとっては、待望の舞台に立ったといえるでしょう。
　ちなみに前回は不良でしたし、時計の比較こそ難しいですが、ここで負かした８着馬が次走３着、５着馬が次走２着、６着馬が次走１着、勝ち馬に至っては次走のＧ３レースで連対と、そうそうたるメンバーであったことが分かりました。
　従って、勝ち馬には完敗、ゴール寸前で２着馬にも交わされてしまった内容は悲観するモノではなく、むしろ強敵揃いの中でよく馬券に絡めたと評価するべきです。
　今回は約２カ月の間隔があきましたが、ウッドでオール単走馬なりとはいえ、先週が１Ｆ１１秒５、今週も１Ｆ１１秒６と好仕上がりで臨めることは十分に把握できました。
　普段から首を上下に振るなど、気合いを全面に出すタイプですので、パドックでイレ込んだりせずシッカリと抑えが利いていれば、後続に影も踏ませない逃げ切りは十分にあるハズです。