今がお買い得

数多くある障害競走の中でも、とりわけ福島はかなりタフな印象を持っている。ビッグレースが無いので純粋な能力の問題もあるかもしれないが、気風良く行っていた馬が向正面から脚色が鈍っていくのは常であり、最終直線はバテ合いになることがほとんど。以前に五十嵐騎手などと話をした際に動き出しや仕掛けが本当に難しいコースと語っていたのを思い出す。そんな福島だからこそ、前走で２７年前の基準タイムを打ち破るレコードで快勝した◎ヴェイルネビュラは高い評価をするべき存在だろう。実績馬も揃うだけに、ここは試金石とみるのが常識的な思考かもしれないが、３戦２勝で伸び代しかないキャリアな上に先述した前走の結果があるならば、先物買い承知で狙うのも面白いはず。障害チャンピオンホースもケガで戦列を離れてしまった今、新星誕生を期待しての本命。