出世

レコード決着となった昨年の京都２歳Ｓは、勝ち馬がホープフルＳ２着。４着馬がダービー制覇。８着馬が皐月賞２着と多くの活躍馬を輩出しており、今年の３歳世代では出世レースとも言うべき一戦。そのハイレベルな重賞において、早め先頭からコンマ１秒差の３着に好走しているのがサトノシュトラーゼで、世代でも上位の地力があることは間違いのないところです。今年に入っての重賞では馬券圏内に走れていませんが、ともに後手に回ってのもの。特に前走は２コーナーから外を回るロスのある競馬となったうえに、直線では外へ弾かれる不利。それだけのロスがありながらもコンマ２秒差に盛り返しており、改めて地力上位を示す内容だったと言えます。もともとは好位からの競馬が好走パターンで、本来の競馬さえできれば小回りコースとなるのも何ら問題はないはず。少し癖がある馬だけに連続騎乗となるのは大きなプラス材料で、好勝負は必至です。