勝機十分！

◎ミッキーファイトを狙います。2戦目でマークした時計は同じ日の古馬オープン、師走Ｓと0.5秒差しかありませんでした。子ども扱いしたブルーサンはその後、大井の雲取賞を逃げ切り、鳳雛Ｓでも2着しています。ユニコーンＳは勝負所から包まれて直線を向いても他馬と接触して仕掛けが遅れるロスがありました。徐々にポジションを上げて理想的なレースができたラムジェットとは対照的な立ち回りで枠順が外ならもっと際どい内容になったはずです。かなり厳しいレースになったにも関わらず、次走で東京ダービーを制するラムジェットと0.7秒差なら重賞級と評価していいでしょう。2022年にチャンピオンズＣを勝ったジュンライトボルトの半弟という血統背景も加味して本命にしました。

○ミッキークレストも新馬が13.1-12.1という加速ラップだったので注目してきた馬です。2走前はキャリア1戦でレースのラップで最も遅かったのが12秒8という厳しいペースも応えたようです。前走は鞍上曰く「勝ち方だけ」というレースでしたが、走破時計はジーサイクロンが勝った翌日の古馬2勝クラスに0.1秒、天橋立Ｓ（3勝クラス）より0.2秒速いものでした。母は米国で短距離の重賞を３勝していて血統も◎に見劣らないですし、ジャスタウェイ産駒といえば5連勝でプロキオンＳを制したヤマニンウルスがいます。

▲ブルーサンの前走は逃げないと持ち味が生きないので捨て身の逃げになって息がまったく入らなかったので大敗は仕方ないでしょう。きついレースをしたことで今回の方がスンナリ逃げることはできそうです。新潟のダートコースといえばJRAの競馬場の中でもっともＲ値が低い＝コーナーがきついことで知られています。過去10年で逃げ馬は7頭、4角４番手以内は12頭が馬券になっているのは勝負所から追い上げるのが難しく、逃げ馬は息を入れて直線に迎えることができるのを証明しています。2走前の鳳雛Ｓはレースのラップで最も遅かったのが12秒8で差し馬が台頭しても不思議ない流れでした。これを2番手から押し切ったカシマエスパーダの強さは別格でしたが、ブルーサンも単騎ならハイペースでも簡単には止まらないということです。コース形態を味方に粘り込みがあると見ての単穴です。

注ロジアデレードはヒヤシンスSがラムジェットと0.7秒差、2走前がカシマエスパーダと0.2秒差でした。前走も同じ日の2勝クラスとは0.2秒差しかなかったので3歳同士なら重賞でも通用するはずです。ブルーサンがおそらく逃げることになるのでレースはしやすいでしょう。ハイペースになったときに展開の恩恵を受けてこちらが粘り込むというシーンもあると見ています。

以下、キャリアの多さと3連勝がいずれも上がり最速ながら勝負所の反応がスムーズではないジーサイクロン、マイラーの可能性もあると見て評価を下げたソニックスターまでを押えます。