侮ってはいけない

ここは北海道帰りの１頭。当時の取材の感触から通用の下地は十分に感じられたマイファミリーを中心視。

これまでも未勝利戦で少差の競馬ができていたが、切れる脚を使えずどうしても切れ負けする場面が多かった。加えて集中力を欠く面もあったため、２走前に着用したブリンカーの効果も非常に大きかったと振り返る。

札幌滞在時に担当していた矢田厩務員は「主にローカルではなく中央の主な競馬場で使われて相手関係に恵まれてこなかったから仕方ないね。切れないけどスタミナは十分な馬で長距離も合っている。１勝クラスでもやれるのは証明したわけだし、何とかしたいね」と最終週に連闘で臨んだが、やはり２０００ｍでは本来の良さを生かせず、また前に行った馬が残る展開も重なり５着が精一杯だったが、最後までやめずに走れていたのは強調材料だろう。

今回は格上挑戦だが、抜けた馬不在で手頃な頭数。２走前の内容から見ればチャンスは十分にあると見て、軸に据える。