昨年以上か

◎リバティアイランドは圧巻の内容で昨年の牝馬３冠を手中にしてＧ１４勝、続くジャパンＣではイクイノックスには離されたものの、そうそうたるメンバーの中で危なげなく２着を確保した。春のドバイＳＣは馬場が合わなかったのか、日本で見られるほどの瞬発力は発揮できなかったが、それでも３着は確保。初の海外遠征を考えれば悲観する内容ではなかったと評価していいだろう。その後、軽度の炎症で春を全休にしたが、栗東に帰厩してからのひと回り成長した体付きを見ると、この休養が却って良かった印象を受ける。特に自己ベストを更新したＣＷでの１週前追い切りは圧巻で、鞍上の軽いアクションに鋭く反応すると迫力満点の伸びを見せて楽々と１Ｆ10秒８をマークした。今の状態なら昨年以上のパフォーマンスを見せる可能性は十分にあると判断、舞台も府中なら申し分ないだろう。強い３冠牝馬の姿を見せ付けて欲しいところだ。